2012年6月1日金曜日

テスト「直し」はするな!

テスト直しをするのは当たり前と言っておきながら
テスト直しをしなくていいとはどういうことだ!

とお叱りを受けそうですが、「直し」だけするのは
意味がないので、直すことを目的にしないでほしいと
思い、『「直し」はするな!』と言ったのです。

中間テストなどの定期テストをはじめ、学校の実力テスト、
塾・予備校・テスト業者などが行う模擬試験も、私は
全部やり直せと言っています。


どうしてだと思いますか?


結論から言うと、できた問題も本当にできているのか
確認が必要だからです。本当に理解しできているので
あれば、もう一度、解いても出来るはずです。

ですから、そのことを確認する必要があるからです。



それと、もう一つ理由があります。

テストを受けたときの答案用紙の間違いはなぜ
起こったのか?これを理解して欲しいからです。


間違った問題を、どうして間違えたのかは本人に
しかわかりません。ひょっとすると本人もわからない
かもしれません。

数学のように途中の式を立てるようなものなら、
他人が見ても、少しはわかるかもしれません。

でも、例えば、途中で式が違う式になっていたり、
国語の論述問題で問題で問われていることとは、
全く違う解答を書いたりということがあります。

これを防がない限り、点数を伸ばしていくことは
難しくなります。よく「ケアレスミス」と言って
しまうことがありますが、これがくせものなのです。

ケアレスミスをしないようにすることは、簡単で
ないことではないことが多いのです。

だからこそ、「どうしてその答えを書いたのか」、
この原因をはっきりとさせておく必要があるのです。


計算を間違えたのなら、どうして間違えたのかを
考えるのです。時間がなく焦っていたのか、簡単だと
思って気を抜いてしまったのか、その理由を考えるのです。

ただでさえ忘れたいテストのことです。時間が経てば、
どんどんそのときの気持ちなんて忘れてしまいます。


だから、一刻を争ってでも全部を解き直し、もう一度、
テストの答案と見比べて、2つの答案の間違いがどうして
起こったのかを真剣に考えて、間違えた理由を見つけて
ほしいのです。

生徒には、どうしても間違えた理由がわからないときは、
その答案をもって来てもらい、一緒に考えるように
しています。

持ってきてもらって一緒に考えてもわからないことも
あります。いろんな意見を出しても、結局わからないの
です。

でも、そのことによって、次の試験のときには、返却されて
来る前に意識してもらえるようになるのです。

そうすると、はっきりとわかっていなかった問題、わかって
いて出来た問題、わかっていたけど間違った問題、わかって
いたかどうかもわからない問題などと分類ができるようになります。

そうすると、意味もなく間違えた問題というものがだんだん減って
くるから不思議なのです。そうすると、成績も自然と良くなって
いくのは、基礎がしっかりしているのですから、当たり前ですよね。



このことを積極的にする生徒としない生徒では、後々中3や
高3になったときに、成績の伸び方が全く違うということが
25年以上、指導してきた中ではっきりと言えることです。


間違い直しはするな!間違いの理由を考えろ!これが
基本的なことを本当に理解し、できるようにし、間違わなく
する最も大切なことだと考えています。



次回はテストの結果も出てきていることだと思います。
テストで平均点が取れない「本当の理由」をあなたと一緒に
考えてみたいと思います。


(今日の宿題)

今日の宿題は、次の5つのステップを順に行って
ください。

 1.ブログを読む。
 2.感想や意見をメモをする。
 3.コメントに書き込む。
 4.送信ボタンを押す。
 5.コメント欄に表示されていることを確認する。

この5つのステップを行うことが今日の宿題です。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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