2012年6月23日土曜日

ノートまとめに時間がかかって演習できなかった

「ノートまとめに時間がかかって演習できなかった。」

こう言う生徒も結構いるのです。
この生徒達は提出物に一生懸命なだけでなく、
まとめることに一生懸命になってしまうタイプです。

なぜ、この「ノートまとめ」に生徒達はこだわると
思いますか?どうしてでしょうか?すこし読むのを
やめて5分間でいいので考えてみてください。



どうですか?



経験上、テスト直前にノートまとめをしている生徒は
まとめている教科の点数は取れるけれども、他の教科は
とれていないことがほとんどです。

中には、まとめていた教科ですら点数が取れていない
ことも往々にしてあります。
ノートまとめをする「理由」を考えてみると、

1.日常的に学校の授業の復習を行っていない。
2.まとめないと頭に入らないと思っている。
3.まとめることで、勉強したつもりになっている。
4.ノートの提出があるからやらないといけない。
5.まとめることで、親から小言を言われない。
6.まとめることで、他の勉強から逃げている。

他にもあると思いますが、大まかにはこのようなことが
考えられます。

これにはいくつかの問題点がかくされているので、一つ
ひとつ検証してみます。


1.日常的に学校の授業の復習を行っていない。


これには、学校の授業の復習など必要がないと勝手に
思い込んでいることが、一番の原因だと考えられます。

なぜ、復習が必要がないと考えるのかというと
多くの生徒が塾に行ってすでに学習がすんでいるから
必要がないと思っているのだと考えられるのです。

特に公立や私立の小学校から附属中学へ来た生徒は、
「塾ですでに学習しているから学校のことは大丈夫」と
思っているのです。

これは正直に「学校をバカにしているのか」と言いたく
なります。というか塾でははっきりそう言っています。

学校の先生方は生徒の大半が塾に行っていることなど
百も承知の上で授業をされているのです。しかも、保護者が
教育に熱心であることも十分に理解されています。

だとしたら、そんなに適当な授業をできるはずもなく、
また、「塾に行っているからそんなことは知っている」と
思っている生徒がいることも十分に理解されているのです。

そうすると、授業中にすでに差がつくように授業をされて
いると考えておかなければなりません。

なぜなら、授業の中で説明したことをテストに出題する
ことによって、授業を聞いているかどうかも判断できて
しまうからです。

内容としても塾で学習していてもなかなか点数をとれない
ところを、特に強調して説明されていたりするのです。

だから、しっかりと授業を聞いて、先生の説明の中で
疑問に思ったり、注意しておかないといけないと思ったことは
すべてメモを取っておかなければならないのです。

その上で、学校から帰ったら「日常的に学校の復習を行い」
そのメモをノートにしっかりと書き込んでおくことが、
確実に高得点を取るためにはどうしても必要なことです。

これまで見てきた生徒で、突出してできる生徒、将来的に
東大や京大に進学していくような生徒は、特別なことではなく
当たり前のように、本当に自然にこのことをやっています。

これは仕事をしていれば当たり前のことで、上司が話している
内容をメモを取るなんてことは常識です。そのことをやっている
のです。

いつも入塾説明会では、「子どもではなく社会人として扱われて
いると考えればいいのです。」とお伝えしているのは、
そのためなんです。

あと2週間で期末テストです。さあ、今までのノートはどう
なっているでしょうか。

テスト1週間前までにノートまとめは終わっておかなければ、
テストには間に合わないです。しっかりと、今すぐ、取り組んで
欲しいと思います。


また、続きは近日中に。


今日も長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

      進学塾TMC池田
      http://tmc-ikeda.com


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