2012年8月1日水曜日

愛しています

この間、附属高校の女の子と勉強ができる
ために必要なことについて、ちょっと
話をしていました。

私は自分が考えていることをこの生徒によく話して意見を
聞くのです。それで、この生徒が私に言ったことをまとめると、
両親を心から愛しているということでした。

勉強に何の関係があるの?
そんなことどうでもいいから、どうしたらできるように
なるのか教えて欲しい、と思われるかもしれません。


確かにそうかもしれません。


でも、そんな風に思えることは、すばらしいと思いませんか?
この生徒が言ったことは「私のことをこれだけ
愛して育ててくれた両親に感謝しています。」

聞いていて涙が出そうでした。
この生徒も素晴らしいと思いますし、このように育ててこられた
ご両親は本当に素晴らしいと思います。


けれども、みんながみんなそうはいかないと思います。


でも、こう言えることは本当に心の豊かなことの
証だと私は思います。

ここまでとは言いませんが、このように穏やかな心を
持つことが、勉強ができるために必要な基本的なこと
だと思います。

この穏やかな心の状態があるとして、
「どんなことをしても点数をとる」覚悟をもてるか
どうかということについて考えてみたいと思います。


どんなことをしても点数をとる覚悟は、
どうしたらできるのでしょうか。


「どんなことをしても点数をとる」ということは、
その先の目標がはっきりとあるから、「どんなことを
しても」と言えるのです。

目標も何もなしに、どんなことをしても、などとがんばる
気持ちにはなれません。


以前、ラジオに出させていただいていたときのことです。
リスナーの方から、「点数をとったらご褒美に○○を買ってあげる」
というのはどうでしょうか?とお手紙をいただきました。

そのとき、パーソナリティの方と、何かを買ってもらえ
なければしない、ということになり、また、長期的な
目標にもなりえないので、やめておくことをお勧めしました。

そうなんです。短期の目標というのは、より上位の目標が
ある結果、それを実現するために、短期の目標を達成する
必要があり、そのために努力できるのです。


では、子ども達が「どんなことをしても点数をとる」という
覚悟をもてるためにはどのようなことがあればいいと思われ
ますか?


それはまさに「附属高校池田校舎」への上位推薦だと
お考えではありませんか?


そんなはずはありません。

子ども達はご家族が思うほどには附属高校への思いは
小さいのです。

子ども達の前に、お母様方にお聞きします。
なぜ、附属高校池田校舎に行かせたいのですか?
それを本当にお子さんは望んでいるのですか?


さあ、どうでしょうか・・・?


思春期の子ども達に言うことを聞かせることは、そんな
簡単なことではありません。納得させらるだけの理由が
あるでしょうか?


よくよく考えてみてください。


また、続きは次回お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


           進学塾TMC池田
           http://tmc-ikeda.com/

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