2012年10月14日日曜日

ずるい

テスト直前で、1点でも2点でも
余分にとりたいということは、どんな
子どもでも思うでしょう。

ところが、難しいところが範囲に入って
いると、どうしてもその範囲の問題を
解いておかないといけないように思って
しまいます。

実際に難しい範囲の問題は1問を解くために
時間がかかります。できない子どもにとっては、
時間がかかるのに、解けなかったりわからなかったり
して、テンションが下がります。

その結果、嫌になって、その科目の勉強を
やめて、他の科目を一生懸命するように
なってしまいます。

ところが、「それは無理だからしない」と
決めて、難しい範囲のことをしない子どもも
います。

多くの場合がやりたくないという気持ちから
なので、積極的な意味でその範囲の勉強を
「捨てた」わけではないのです。

だから、捨てたからといって、もっと基礎的な
内容をしっかりするかというと、そうでもない
のです。


ところが、どうしても難しいところをする
余裕がないときは、難易度の高い問題は
捨ててもいいのです。

難易度の高い問題を解く時間で、基礎的な
問題を3回でも4回でも解くことができれば
確実に点数が取れるのです。

もちろん、高得点をとることは難しいのですが、
平均点くらいまではそれでも取ることはできる
のです。

なぜなら、基本的な内容をしっかりと勉強する
ことで、ミスをなくせるからです。

あと5点欲しい!

そう思ったとすると、2点と3点の問題を1問ずつ
取れれば余分に5点くらいすぐに取れるのです。

ミスをなくすだけで、5点くらいは簡単にあがり
ます。ミスをなくすためには、基礎的な内容に
出会う回数を増やすことが一番です。

積極的に難しいことをせず、基礎的なことを
繰り返し勉強することで、ミスをなくすことで
苦手科目などはかなり失点を防ぐことが
できると思います。

ここで、一つ大切なことは、基礎的なことを
繰り返すときに、もういいと思ってから、
少なくとも、さらに2回は繰り返すことです。

もういいというのは、あくまで主観的なことで
実際できているのか、どうかはわかりません。
ですので、もう2回繰り返すことで、抜けを
防ぐことができるのです。

問題を解くなら、同じ問題を自分で問題の解説
ができるまで繰り返すことです。これは最低6回
くらい繰り返せば、全ての問題を解説できる
ようになると思います。

5回ではなぜかダメなんです。6回目が必要なのは
経験上のことです。ですから、5回やった時点で
もう1回という気持ちが必要です。

そのくらいの努力をすることができれば、実は
難しい範囲の問題を試験のときに解くことが
できたりするのです。

それくらい、基礎的な事項は繰り返し勉強する
ことで、点数をあげることができるのです。
テスト直前にお試しください。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

         進学塾TMC池田
         http://tmc-ikeda.com

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