2012年5月26日土曜日

中間テストが始まりました

1学期の中間テストが始まりました。


中1の子ども達にとっては、中学で始めてのテストということで
緊張した子どももいたと思います。

「難しいのかなあ」
「点数取れなかったらどうしよう・・・」
「試験範囲がせまいから簡単だよ!」
「まだ難しくないから大丈夫!」

というように様々な思いで、今回の試験を受けていると思います。


条件的には、
1.試験範囲が狭く、少ない。
2.中学内容としてはほとんど進んでいない。
3.内容は簡単。


ということから高得点がとれなければ問題なくらい
点数を取りやすい条件がそろっています。


実際に、例年、ほとんどの生徒がかなり高得点を
とってきます。ですから、平均点も高くなります。


ところが、ここで点数が平均点もとれなかったとすると
どういうことが考えられるのでしょうか。


1.勉強をしていない。
2.学校や塾の授業を聞いていない。
3.すでに内容がわからなくなっている。
4.勉強をする気がない。


などのネガティブなことしか思いつかないことは
よくわかると思います。


どれについても、点数が悪かったから、気持ちを
入れ替えてがんばるにも、そんな簡単にはいかないことが
想像できますよね。


問題はここなんです。


1学期の中間テストというのは、高得点をとりやすい
反面、平均点も取れないということは、実は、すでに
何らかの不安を抱えていることが多いのです。


これを改善することは、そうは簡単なことではない場合が
多く、結果的に1年かけても改善できないことがあるのです。


説明会にご参加いただいた方にはお見せしたグラフがあります。
生徒のテストの点数を追跡調査してグラフ化したものです。


これまでの在籍生徒をランダムに抽出し、その5教科のテストの
合計点数と平均点との差を折れ線グラフに表したものでした。

お見せしたものは中学2年生からのデータだけでしたが、
1学期の中間テストから平均点を取れていない生徒というのは、
ほぼ3年間、平均点との差が常に同じくらいの状態を続けてしまう
ことがほとんどなんです。


平均点がとれないのですから、当然のことながら、附属高校への
連絡進学はできないままで終わってしまいます。


ただ、中には例外のように中1の2学期から盛り返して、
平均点を超えてくる生徒がいます。この生徒は、実は2学期までに
抱えていた不安や問題を解決する努力をしてきたんです。


解決してしまえたわけではないのですが、解決する努力をして、
今までとは明らかに違う態度で学習に取り組めたのです。


では、ここで、考えないといけないことは何でしょうか。

それは、中1の1学期中間テストで平均点以上をとれなかった
その本当の「理由」なんです。まずそのことを知っておかないと
いけないのです。

すぐに結果が返ってきます。
その前に少し考えてみて欲しいと思います。


また、明後日には投稿します。
一緒に考えましょう。


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