ノートまとめではテストの点数はとれない！

学校ではテスト勉強をさせる意味で、テストの
時に授業用のノートやワークのテスト範囲を学習した
ものを提出させます。

提出があるからやらないといけない、のは当然です。
提出すらしないのでは、すでに連絡進学を放棄したのと
同じです。

指定された宿題が提出されていないというのは、
学校の先生方の指導を受け入れないのと同じです。
要するに、先生方を無視したことになります。

保護者の方ならおわかりの通り、社会人で上司から
言われたものを、指定期日までに上司に提出しなかったら
昇進がないどころか給与カットあるいはリストラされて
しまいます。

学校で提出物を出さないということは、学校から放り出される
ことを自ら許可したことと同じなのです。

数年前ですが、学校は正式なコメントとして、
「技能教科については、提出物が提出されていない場合、
その技能教科の期末テストは０点扱いになる。」
とおっしゃっています。

ですので、どうしても提出しないといけないのです。



問題はここからです。



提出しないといけないからといって、テストぎりぎりに
提出物を仕上げているようでは、テスト勉強にはならない
のです。

ワークなどの提出物をすることは、確かに学校の先生方が
お考えのとおり、テスト勉強になります。

しかし、ノートまとめはテストぎりぎりになって
してはいけないのです。
それはテスト勉強ではないのです！

どうしてでしょうか？
少しここから先を読む前に考えてみてください。
（またか、と思わずに、少し考えてくださいね。）




どうですか・・・？




そうです。テスト直前のノートまとめは、間違いなく
問題演習の時間を奪い、最後のチェックができないまま
テストに臨むことになるのです。

「まとめないと頭に入らない」という生徒がいます。
まとめることは頭の整理になることは間違いありません。
そのことに異論はありませんし、とても良いことだと思います。


ただし、それは少なくともテスト１０日くらい前に
すべきことです。テスト範囲がわからなくても、
１０日前の授業のことはできるはずです。

テスト直前まで授業は進みますから、その分は追加すれば
いいだけのことです。ですから、ぎりぎりにならないと
ノートまとめをしない理由にはなりません。

それに、ぎりぎりにまとめていたのでは、問題演習など
する時間もありません。ですから、せめて１０日前
までには終わらせないといけないのです。

ノートをまとめることは、生徒にとってはとても一生懸命に
なることができるものです。特に苦手教科については
まとめることでわかったような気持ちになるのです。


確かに理解も深まりよい点もあるのです。
得意教科は、それだけで良い点数をとることだって
あるのです。

ところが、それは勉強した「つもり」になるだけなんです。
「まとめることで、勉強したつもりになっている。」
のはできるようにはなっていないのです。

まとめたことを、問題演習という実践で使ってみて、そして、
できなかったところを、まとめたノートでもう一度確認してみる。

そして、もう一度、同じ問題を解いてできるようにして、
やっとそれが点数に現れてくるのです。


この「ノートまとめ」をテスト直前にする生徒の感情的なところも
理解をしておかなければなりません。

そのことは、また、後日、お話したいと思います。



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　　　　　　進学塾ＴＭＣ池田
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